保険として最低入っておいた方がよい保険は?③

生命保険については前回すごく勉強になりました。保険金額についても知りたいです。
そうですよね。保険金額は非常に気になるところだと思います。そちらも解説したいと思います。

 

保険は様々な保険会社からいろんな種類のものが出されているため、どの保険がどういう補償をしてくれるのか曖昧な方も多いでしょう。無駄に保険に加入していれば、長期的には損をしてしまうこともあり得ます。今回は、保険金額についてその必要性について解説していきたいと思います。

 

以下、目次となります。

生命保険の保険金額の目安

保険金額の目安について、平成30年度生命保険文化センターの調査によると、30代未満だと1,766万円、30代が2,095万円、40代が2,002万円、50代が1,671万円、それ以降は年代が高くなるにつれて、保険金額は下がっています。

このように、年代による保険金額が変化する背景には、ライフステージの変化があります。子どもの有無や子供の年齢、家族構成等によって必要になる金額が異なることによるものです。

参考までに、生命保険の金額を決めるに当たって、「必要保障額」という考え方があります。これは、世帯主に万が一のことがあった場合に、残された家族の生活を守るためには、どれくらいの保障が必要であるかを考えるものです。算式としては、次の通りです。

必要保障額=遺族の支出―遺族の収入

遺族の支出…家族の生活費、子供の学費、住居費用等
遺族の収入…公的年金(遺族年金等)、会社からの保障(死亡退職金等)、配偶者の収入、資産(貯金、株、不動産等)等

 

医療保険の保険金額の目安

医療保険に加入するときに、保障の大きさの目安となるのが、入院給付金の日額です。1日につき5,000円もしくは10,000円のタイプが一般的です。例えば、入院給付金日額が5,000円のタイプなら、10日間入院した場合50,000円の給付金を受け取れます。

もしも、病気やケガで入院・手術をした時には、どれくらいの入院給付金日額に設定すればいいかを考えた場合、先に紹介した高額療養費制度の利用で、一般的に自己負担限度額は、1か月に8~9万円程度となります。治療費が1か月9万円だとすれば、1日当たりの自己負担額は3,000円程度となりますので、5,000円の給付金日額でも十分賄えることになります。但し、差額ベッド代、健康保険が適用されない治療費、食事代等は全額自己負担となるので、注意が必要です。

併せて、入院給付金の支払い限度日数はが何日ぐらいが適当かに関しては、60日タイプ、120日タイプ、180日タイプなどありますが、病気やケガの平均入院日数は29.3日(平成29年調査)とされており、60日タイプで十分問題ないといえます。

 

生命保険、医療保険の保険金額のまとめ

生命保険の保険金額の目安は、
30代未満だと1,766万円、
30代が2,095万円、
40代が2,002万円、
50代が1,671万円、
それ以降は年代が高くなるにつれて、保険金額は下がっていくんですね。
一般的に人は年代によってライフステージの変わっていきます。特に子どもの有無や子どもの年齢は保険金額に関係してくるのは理解しやすいかと思います。
私の場合、医療保険は5,000円および60日タイプで十分問題ないようなので検討してみます。
  • この記事でのポイント

    ・生命保険の保険金額は年代により保険金額が変化する
    ・生命保険の必要保障額=遺族の支出―遺族の収入
    ・医療保険の入院給付金の日額は、1日につき5,000円もしくは10,000円のタイプが一般的
    ・医療保険は5,000円の給付金日額、60日タイプから検討してみる。