マンションと一戸建ての家、持ち続けたとしてどう違ってくるのか①

買うならマンションと家だとどちらがいいのかしら。お得な方を購入したいわ。
購入するにはその物件を持ち続けてどう違いがあるのかを考えるのが大切です。それぞれに特徴があるので、しっかりと特徴を見極めながら将来設計をしてください。

 

マンションを買おうか一戸建てを買おうか。迷う方は多くいらっしゃいます。それぞれの特徴をしっかり考えた上で購入するのが大切なのは言うまでもありません。ここでは、利便性などを中心に説明していきたいと思います。

 

以下、目次となります。

マンションは防犯上は有利。

マンションは玄関のドアの鍵一つで外出できるといわれるように、防犯上のメリットがあります。エントランスはオートロックになっており、ここでも不審者の侵入をある程度防ぐことが可能です。

一方、一戸建ての場合は、外出するときは玄関だけでなく、主要な窓はすべて施錠しなければならず、防犯上は不安感があります。

標準的なマンションでは、ワンフロアで階段がなく、小さめの床面積でも狭さを感じにくく、また室内がフラットなので移動が楽で、高齢者でも暮らしやすいといえます。

一方、一戸建ての場合は、2階建て以上であればその分は有効面積が小さくなり、階段の上り下がりで家事の効率が下がり、高齢になると生活範囲が制約されることもあります。

高齢になると階段の上り下りが難しくなることもあります。その場合、一戸建ての2階が使えなくなることも多いです。

マンションではトラブルに注意!

マンションのデメリットとしては、上下左右が他の住戸と隣接しているため、音のトラブルが発生しやすいことが挙げられます。特に古いマンションでは、足音や生活音が響きやすいといわれます。

その点一戸建ての場合、音をめぐる隣接所とのトラブルは少ないといえます。

近辺とのコミュニティについては、ケースバイケースが考えられます。

ファミリータイプの新築マンションでは、同世代の居住者が入居する場合が多いので、子どもを介した交流が活発になる傾向がありますが、同じくらいの年齢の子どもがいる世帯以外だと、他の住戸の人と顔を合わせる機会が少なく、家にいるのかどうさえわからない場合もあります。

一戸建てでは、玄関や窓を開けるとすぐ外ということもあり、隣近所とのかかわりが濃厚になる傾向があります。災害などいざというときに助け合える関係を築ける点はメリットとなります。

災害などがテレビでもよく取り上げられています。地域と関わりが濃厚になれば、お互いに困ったときには助け合うことができるでしょう。
お金の事も気になります。維持管理費はどう違ってきますか?
そうですね。お金の違いもしっかり考えておくべきですよね。次にまとめてみますね。

 

維持管理費にも違いがある!

マンションが一戸建てと大きく異なるのは、管理費や修繕積立金を毎月払うことです。金額は、月額2~3万円かかるケースが一般的といわれます。このほか一戸建てと異なり、駐車場を利用するのにお金がかかるのが通常です。

都心では車を必要とせず、駐車場代がかからない方もいますが、場所によっては車がないと生活できないため2台以上の駐車代金を必要とする場合も出てきます。

一戸建ては、月々の管理費や修繕積立金はありませんが、自分の責任で建物を維持管理しなければなりません。維持管理を怠ると建物の痛みが進み、修繕費により、負担が大きなものとなります。

駐車場については、一戸建ての場合、建売住宅でも敷地内に駐車スペースが確保されているのが一般的です。駐車場代が不要なうえ、玄関を出て、すぐに車に乗り込める点は大きなメリットです。

一戸建ては決まった修繕費を毎月取られないですが、維持管理は自己責任で行う必要があります。車の利用に関しては駐車スペースが確保されていれば、一戸建ての場合、大きなアドバンテージになるでしょう。
  • この記事でのポイント
    ・マンションは防犯上は一戸建てより優位。
    ・一戸建てだと近隣との交流ができやすく、災害時には助け合える。
    ・マンションで修繕費の毎月の支払が一般的だが、一戸建ては自己管理となる。