新型コロナウイルスと生活防衛策⑨(コロナ禍に上がりそうな株)

コロナ禍に総理大臣も変わってしまいましたね。マイナスばかりを考えてもしょうがないですよね。何かしら期待できそうなことはありますか?
そうですね。コロナ禍にも関わらず、日本の株価は高水準を維持できています。コロナ禍だからこそ、上昇の期待できそうな株を探してみるのも良いかもしれません。

 

秋になり過ごしやすい気候が続いていますが、これからはインフルエンザも含めてコロナの再流行も懸念されます。引き続き私たちはwithコロナを生き抜く必要があります。経済は冷え切っていますが、日本の株価は大きな減少には至っていません。この時代だからこそ、上がりそうな銘柄を検索し資産運用に役立てるのも良いかもしれません。

 

以下、目次となります。

コロナ禍に上がりそうな株の種類

新型コロナウイルスの感染は欧米や新興国など世界各地に感染し、国内でも営業・外出自粛規制などが行われ、経済活動にも深刻な影響が及びました。日経平均株価も3月には16,000円台まで落ち込みましたが、その後、主要国などでの金融緩和・景気対策やコロナワクチンの開発期待などを受けて、9月には、23,000円台を取り戻しています。

こうしたコロナの影響下で、産業界で新たな取り組みも始まっています。そこで、これから注目される(株価の上昇が期待される)産業分野について、ご紹介します。

テレワーク(在宅勤務)

テレワークとは、ICT技術(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれな

い柔軟な働き方を指します。インターネット社会の進展で、パソコンなどの端末があれば、会社に出勤しなくても仕事ができる環境を構築することが可能になったことで、実現した新しい働き方です。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出規制が求められる中、導入に拍車がかかっています。

5G(第5世代移動通信システム)

5Gは、「5th Generaition」の略語で、次世代の移動体通信方式である第5世代移動通信システムを指します。移動体通信はおよそ10年ごとに新しいシステムが誕生しており、5Gは2010年頃から普及し始めた4Gの後継として研究開発が始まりました。

5Gの通信速度は毎秒10ギガ(ギガは10億)ビット超と、4Gの1000倍の容量を持ち、この開発によって、自動運転や遠隔操作技術等を実現することが可能となります。そのため、5Gは単なる次世代通信規格という投資テーマの枠を超えた注目が集まっています。

eラーニング(オンライン学習)

eラーニングは、electronic learningの略称で、パソコンやタブレットなどモバイル端末を使い、インターネットなど主にコンピューターネットワークを介して行う学習形態です。インターネットの普及により、場所や時間の制約を軽減して良質なコンテンツを提供できるため、幅広い分野で活用が進んでいます。情報サービス関連企業や教育コンテンツを手掛ける企業などに収益機会が拡大しています。

新型コロナウイルス薬

世界で進められている新型コロナウイルス薬としては、感染していない人に摂取して感染を防ぐワクチンと、効く薬を一から開発する新薬開発ありますが、これらは通常、年単位の期間が必要となります。そこで注目されているのが、現在ある別の薬の中から、新型コロナウイルスに効く薬を見つけ出す既存薬の転用で、この3つの分野で薬が探し出され、治験が進められています。

遠隔医療(オンライン医療)

遠隔医療は、インターネットやテレビ電話、通信衛星などを活用して、医師が遠隔地の患者に対して行う診療行為や、専門医が遠隔地の一般医に対して行う支援行為などが含まれます。また、最近ではスマートフォンを利用した遠隔診断なども行われるようになりました。5Gの商用化により普及が期待されている分野ですが、感染症拡大防止の観点などでも注目されています。

巣ごもり

「巣ごもり」は、鳥などが巣にこもることの意味から転じて、休日に外出を控え、自宅で過ごすことを言うようになりました。外出を避けてネット通販、宅配、レンタルDVDなどを利用し、外出せずに家の中での生活を楽しむ消費傾向を言いますが、最近では新型コロナの感染拡大などでも話題になっています。このほかに家庭用ゲーム機器、スマホゲーム企業などが対象になります。

バイオテクノロジー関連

生物を工学的見地から研究し、応用する技術「バイオテクノロジー」を用いた医薬品開発が活発化しています。特に遺伝子組み換え・細胞融合などの技術を利用して品種改良を行い、医薬品・食糧などの生産や環境の浄化などに応用する技術に関しては、株式市場でも関心が高いものとなっています。現在のバイオテクノロジー関連株では、官民学が知を結集させる再生医療や創業分野に光が当たっています。

半導体

半導体は、私たちが日常的に使っている携帯電話やパソコン、家電製品から産業機器、電車などの交通インフラなど、あらゆる電気・電子機器になくてはならない部品といえます。かっては高品質と低価格から、日本製品が世界的シェアの5割以上を占める時期もありましたが、その後は韓国や台湾勢の台頭などで、日本勢は苦境に陥り、業界再編にもつながりました。

しかし、材料から製造装置まで関連する企業はまだ多く、半導体が多くの電気・電子機器の開発で早い段階から使用されるため、半導体の市況や動向が景気の先行指標となることがあります。

この記事でのポイント

・日経平均株価も3月には16,000円台まで落ち込んだが、その後、主要国などでの金融緩和・景気対策やコロナワクチンの開発期待などを受けて、9月には、23,000円台を取り戻している。
・5Gは単なる次世代通信規格という投資テーマの枠を超えた注目が集まっている。
・現在ある別の薬の中から、新型コロナウイルスに効く薬を見つけ出す既存薬の転用で、この3つの分野で薬が探し出され、治験が進められている。
・外出を避けてネット通販、宅配、レンタルDVDなどを利用し、外出せずに家の中での生活を楽しむ消費傾向(巣ごもり)が増えている。
・現在のバイオテクノロジー関連株では、官民学が知を結集させる再生医療や創業分野に光が当たっている。
・半導体の市況や動向が景気の先行指標となることがある。