新型コロナウイルスと生活防衛策⑤(PCR検査の受け方や費用)

なかなか、新型コロナウィルスは収束の目途が立ちませんね。自分で自分の身を守るしかないように思います。
そうですね。今の政策ではコロナウィルスとは共存しながら、自己防衛に努めるしかありません。怪しいと思えばすぐに検査を受ける必要が出てきそうです。

 

新型コロナウイルスは世界的にも収束にはほど遠く、日本でも第2波が少し落ち着きを見せている様子もありますが、それでも毎日多くの患者が増えていっています。自己防衛としてはPCR検査を早めに受けるという方法が考えられます。本記事ではPCR検査について解説していきます。

 

以下、目次となります。

コロナの検査を受けるには

コロナの検査を受けるにはどうしたらよいんでしょう?

新型コロナの感染を疑う場合の検査は、公費による検査と自費による検査に分けられます。公費で検査可能なものは、保健所やかかりつけ医に相談し、発熱などの症状がある人、濃厚接触者とされた人、医療機関や高齢者施設の人等で、医師が必要と判断した場合に、全国各地の保健所等にある「帰国者・接触者相談センター」を経由もしくは医師会によるPCRセンター(都市部を中心に一部)により、検査が受けられます。

自費による検査は、無症状の人や海外出張で必要な人等、検査を希望する人が対象になり、一部のクリニックや民間の検査会社等でPCR検査が受けられます。

検査の内容は、ウイルスに含まれる特定の遺伝子を増やして調べるPCR検査、ウイルスに特有のたんぱく質の有無を調べる抗原検査等がありますが、一般的にはPCR検査を行います。PCR検査は結果が出るまで数時間かかります。

コロナの検査の費用

コロナの検査費用はいくらかかるのですか?
公費負担の対象となれば、無料で検査を受けられますが、自費による場合は、クリニックによって異なりますが、概ね3~4万円負担がかります。

自宅待機、ホテル療養になった場合の費用

新型コロナ感染者のうち、軽症者、無症状者でホテル療養、自宅待機となった場合、ホテル療養の場合は、宿泊、食事代とも無料であり、また、宿泊療養、自宅待機とも、定期的な健康状態の確認(1日1回以上)が、無料で行われます。

健康状態の確認
・自宅待機の場合、保健所または保健所から依頼された者
・宿泊療養の場合、宿泊施設に配置された者

症状に変化があった場合には、医療機関と連携し、必要な医療が提供され、症状に応じて「入院に移行する」こともあります。

入院した場合の費用はどうなるのですか?
新型コロナウイルスは「指定感染症」に指定され、新型コロナウイルスで入院した人の医療費は公費で負担されます(無料)。

現在の問題点

ⅰ 医療資源の不足
・医療機器(人工呼吸器、エクモ等)
・医療従事者の個人用防護具(マスク、ガウン等)→使い捨て
・医療従事者
・通常疾患の患者(ICU対応)…患者2人に対し看護師1人
・コロナの患者  (  〃  )…患者1人に対し看護師2人
・エクモを扱う専門的な知識を持つ医師

ⅱ 患者の把握が困難
無症状、軽症者が8割存在するといわれますが、現状の検査体制では、全体の感染者数は見えてきません。

ⅲ 治療薬、ワクチン開発の遅れ
感染防止を図る有効な治療薬、ワクチンの開発が遅れており、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの励行等、対症療法的な対応に留まっています。

  • この記事でのポイント
    ・新型コロナの感染を疑う場合の検査は、公費による検査と自費による検査に分けられる。
    ・公費負担の対象となれば、無料で検査を受けられますが、自費による場合は、クリニックによって異なりますが、概ね3~4万円負担がかる。
    ・軽症者、無症状者でホテル療養、自宅待機となった場合、ホテル療養の場合は、宿泊、食事代とも無料であり、また、宿泊療養、自宅待機とも、定期的な健康状態の確認(1日1回以上)が、無料で行われる。
    ・新型コロナウイルスは「指定感染症」に指定され、新型コロナウイルスで入院した人の医療費は公費で負担される(無料)。
    ・医療資源の不足、患者の把握が困難、治療薬、ワクチン開発の遅れが課題。